甲状腺エコー
こんばんは
ここ最近エコーをするようになりました。
がしかし以前からもうかれこれ10年以上はエコーをしている。
しかし、それはただしているだけのエコー検査に過ぎなかった。
もちろんもっと上手になりたいとは思っていたがそのチャンスがなかった。
最近になってやっと診療に携わるようになって
自分のスキルのなさに悲しくなる。
今日は甲状腺エコーをやれと言われたのでやってみた。
甲状腺エコーはほかのエコーに比べると簡単だと思っているわけですが
今回は完全にやられました。
というのも
甲状腺に何かあるのではなく
左葉下極に腫瘍らしきものがあるとのこと
CTを見ると確かに下極に付随して尾側に甲状腺のようなデンシティーのものがあり真ん中がローデンスで見える。
ですが実際9MHzのプローブを当ててみると鎖骨が邪魔してわかりにくい
扇状に下向きに振ってみても確実にあるような影がない。
すかさずヘルプ~~
CTとの位置関係を見てこれしかないねって
確かにそうだけどこれを最初から見つけようと思うとあるっては言えない
そういう意味ではCTのほうが優れていることになる。
食道は正中よりやや左を通り下部食道へ 外側には総頚動脈が走っている
さらに甲状腺下極にその他の組織とあまり変わらない色合いで存在している腫瘍らしき病変?
ただここまでくると血管の解剖があやふや
どの血管が映っているのかは大事だと思いますがわからない
というわけでやっとわかった
大動脈弓から腕頭動脈 左総頚動脈 左鎖骨下動脈が走っていて
腕頭動脈と左鎖骨下動脈の間にφ12mm程度の腫瘍らしきものがある。甲状腺よりもややLow echoでやや不均一
この時点でリンパ節ではないことはわかった。辺縁はやや不正で明瞭ではない。
結局確定できるものがなかったので充実性腫瘤性病変?と出しました。
CTではつながっているように見えるがエコーではまるで別物の感じです
なんなんだろう?
生検をすればわかることだけれども位置が位置だけにさすのは難しいのかなとおもいますが・・・
被膜形成がないとうことはなんだろうな?
自分の実力のなさに泣けるよね。
今回血管の解剖がわからず困ったが今回の件で完全に理解できた。
かなり昔に習ったことだけれどもうろ覚えだから身になってないよね。
ちなみに腕頭動脈は右の総頚動脈と右の鎖骨下動脈に分かれ 椎骨動脈は鎖骨下動脈からでる。
総頚動脈は内頸動脈 外頸動脈に分かれる訳である。
脈管もしっかり覚えよう~~と言い聞かすのでありました。
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