喫煙者&受動喫煙者:肺がん検査はCTでするべきだ
こんばんは
肺がんというものは原因のほとんどがタバコであることは明白である。
職業柄どうしてもじん肺などなる人もいる。
さて地域の検診では長年 肺がん、結核の検診としては胸部レントゲンが一般的であるし
今でもそうである。
ただここには落とし穴が存在する。
胸部レントゲンでは小さい影(良性&悪性とわず)は見えないことがおおい。
胸部レントゲンで見えたときはそれこそ2-3cmになっていることが多い。
肺がんは1cm未満であれば遠隔転移などない可能性が高いのでそこだけ部分切除してしまえば
ほぼ再発することもない。
ですから出来るだけ早く見つけて、その存在を把握して経過観察などにしていけばよいわけです。
簡単に書くとこんな感じ。
胸部レントゲンでは2-3cmが見つかるってことは1cmを超えているのでやや無意味
そこでCTを受けるわけです。
胸部レントゲンとCTでは何が違うか?
胸部レントゲンは2次元 CTは3次元で画像診断をします。
胸部レントゲンでは肺がんの影などは心臓の裏に隠れたり、胸骨に隠れたり、肝臓の後ろの隠れたり
見えにくいところに出来ちゃうと見つけられないわけです。
専門医でも分からないことがありますが疑わしくは再検査を進めますけどね。
専門医でないところで見てもらうとそれすらもないわけです。
CTではその陰に隠れた癌などは確実に見つけることが出来ます。(これも専門医でなければ見落としは多くなる)
最近のCTでは線量を抑えて画像診断できさらに5mmの影を見つけて診断に持って行きます。
もちろん定期的にCTを撮ってその影が大きくなるかどうかを観察します。
基本的に肺炎などは影が小さくなりますが肺がんは時間と共に大きくなったり大きさが変わらなかったり。
ここで被ばく線量ですが細かいことを言ってしまえば微々たる物なのですが
線量を下げなければ検診としては使えないのです。
そのために線量を下げて
今ある胸部レントゲン→低線量CT検診にしようとしているわけです。
CT装置が良くなったこともありさらに線量を抑えることが出来るようになってきました。
さてCTを受けたほうが良い人は喫煙者、受動喫煙をしている人は肺がんのリスクがかなり高いので
受けたほうがいいですね。
喫煙者ではない人も1度は受けると良いと思います。
肺がんのリスクを下げるには何はともあれタバコをやめることです。
やめればリスクはどんどん下がっていきますからね。
タバコは百害あって一利なし
分かってはいるけど今吸っている代償がなければやめれません。
何か代償を払ってやめていただければと思えます。
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